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結(ゆい)針灸院

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症状と治療のお話し

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治らない古傷が、次の痛みを呼ぶ。経絡と気の流れの話 

2011/9/15 ブログより

先日、50代の男性の足首の古傷と現在の右ひじの痛みをいっしょに治しました。2つの痛みはつながっていました。
鍼灸の専門家の間では常識ですが、一般の方には不思議な現象のようです。

ある50代の男性が久しぶりに来院されました。右腕を酷使する仕事の方で以前は右ひじの痛みで来院されていました。

今日は朝起きたら左の足首が痛みはじめたとのこと。左の足首を2年前に捻挫、それからは時々痛みが出るようになったと言われます。しびれもあります。右ひじは激しい痛みはなくなっているが、重いものを持ったりするとだるかったり少し痛んだりする様子でした。

左の足首も右ひじの痛みも同じ陽明(ようめい)経という経絡(けいらく)、気の流れの上にあります。左足首の捻挫の後に、しばらくしてから右ひじが痛み始めました。

「今日は左足首の治療をします、そうしたら右ひじの残りかすのような痛みもなくなる筈です。」と申し上げると、きょとんとしたような顔をされました。

左の足首に針をしながら、右手にダンベルを持ち動かしてもらいました。いつもなら右ひじの痛むような動かし方をしても痛みはでません。
驚いている患者さんに「経絡のある流れが、傷ついてうまく流れなくなると、対応する兄弟のような経絡のどこかが痛み始めることはよくあります。古傷を治すと新しい傷もいっしょに治ります。」と説明しました。

一般の方には不思議にみえるかもしれませんが、脳の中に書き込まれた古傷の痛みの情報が、なんらかの回路を通じて別の痛みの情報を書き込むのに影響をあたえている可能性があると考えてみてください。少し納得できないでしょうか。 痛みを感じるのは足首でも肘でもありません。脳だからです。

2011年9月の日本中医学会では「中医学の科学的エビデンスを得るために」として鍼灸や漢方薬の作用を光計測によって客観的に証明するための試みが紹介されていました。赤外線計測によって人間の心理状態を計測する方法もありました。経絡の作用を脳の観察から客観的に証明するような研究が出てくることを望んでいます。


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