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結(ゆい)針灸院

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高すぎる湿度+密閉でウイルスの感染性は高くなります。自宅隔離で気を付けること。 

非常事態宣言、自宅籠城12日目 関西中医鍼灸研究会世話人、結(ゆい)鍼灸院 院長の藤井です。2020/04/19
インフルエンザ予防には加湿は欠かせないと思われています。本当にそうなのでしょうか。結論からいうと適度な湿度、加湿はいいが、過度な湿度+密閉でウイルスの感染性は高くなります。新型コロナウイルスも同じです。アビガンの開発者 白木公康 千里金蘭大学副学長が主張されています。
 
◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=14278
 
学問用語を普通の言葉に直してみます。
くしゃみや咳をしても戸外では2m離れると感染しません。つばの飛沫は乾いてしまって感染させる力がなくなります。でも湿度の高い密閉された室内では数分から30分程度,感染させることができます。
加湿はのどや鼻の感染防御の働きを活発にしますが、同時に新型コロナウイルスも感染力を保ちます。これを解決するのがマスクです。部屋の空気が乾いていても、マスクをするとのどや鼻の湿度を保ってくれるからです。どの程度の室内の湿度が最適かは残念ながらこの論文には書かれていません。湿度を高くすればいいというものではない、マスクは効く、換気は大事ということです。
 
◆湿って密閉した室内ではエアロゾル感染しやすい
 
インフルエンザでは湿気の高い密室では2m離れていても,くしゃみや咳だけでなく,吐く息に含まれる1μm程度のエアロゾルさえ感染力をもって浮遊します。患者さんのいる部屋の空気を吸うことで気道に直接感染します。新型コロナでも同様のことがおこる可能性が高いのです。手から口や鼻にウイルスがつく接触感染より、気道に直接感染する方が100倍以上効率よく感染します。
3月1日に書いたブログ「個人的対処法その2」の中で、中国 江蘇省淮安の風呂屋で1月に発生した新型コロナの集団感染例を紹介しています。患者1人で44人に感染させています。中国CDCは大浴場は空気の流れが悪く、湿度も高いため、ウイルス感染の条件が整っていると言っていました。湿度が高いことがなぜウイルス感染につながるのか、白木論文を読んで納得できました。銭湯は休業要請の対象に入っていませんが、入口での検温は必須でしょう。
http://yuisuita.sblo.jp/archives/20200301-1.html
 
◆自宅隔離の時に大事な、換気と湿度を上げすぎないという知識
 
新型コロナ感染症かもしれない症状になって自宅にこもる時、「とにかく加湿」と部屋の湿度を高くする人は多いのではないでしょうか。換気はおろそかになりがちです。患者さんには楽ですが、看護する方には危険です。看護する方が部屋に入る前に患者さんに窓を開けてもらってください。
 
◆自宅隔離は大きなリスクだけど
 
3月20日のブログで「新型コロナウイルス病 2019(COVID-19)に関するWHO-中国合同ミッション報告書の紹介と感想」で自宅での感染例を紹介しています。
http://yuisuita.sblo.jp/archives/20200320-1.html
 
WHOによると広東省および四川省での 1308 例(報告された合計 1836 例のうち)を含む 344 のクラスターにおいて、ほとんどのクラスター(78%~85%)が家族で発生しています。家庭内感染は約90%防止されていますが、残り3~10%でおこっていて、それがほとんどのクラスター(78%~85%)となっていたのです。
武漢も当初 軽症者は自宅隔離をしていたが、家庭内感染が続発したので軽症者用の臨時病院をつくっています。中国も韓国も感染を早期に収束させたところは専用施設に軽症者、症状のない人を隔離しています。早期発見 早期隔離です。
自宅隔離は大きなリスクです。家族に感染させたら患者さんにとっても家族にとっても悲劇です。たとえ命が助かっても家族内に大きなしこりを残してしまいます。政治家や感染症の専門家のみなさんにも想像していただきたいものです。
残念ながら今の日本のシステムでは、かかったかなと思っても最初は自宅にこもるしか選択肢がありません。患者さんの部屋の換気には十分に気を付けてください。
 

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