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結(ゆい)針灸院

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症状と治療のお話し

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鹿、羊、鶏肉の効用 

2002年11月

伝統的中国医学では体を温める食べ物がたくさん紹介されています。うまいものを食って、寒さに勝つ!という訳です。

鹿肉の効用

まずはお肉 お肉にもいろんな特性があるのです。
身体を暖めるのに一番いいのは鹿肉、食べたことがない人がほとんどでしょう。げっ!そんなものどこで手に入るの?とか言わないでもう少し付き合ってください。

兵庫県のハチ高原に行く途中に獣肉屋さんがありました。そこで鹿肉を買ったとき、店員さんが、「私もよく食べるんです。体がほこほこして調子いいんです」と話してくれました。女性の店員さんはぬけるように白い顔色で いかにも身体の冷えやすそうな方。なるほどこの方なら鹿肉が合うだろうなと思ったのを覚えています。意外と淡白なあっさりとした食味です。くさみはありません。脂身は見た目にはほとんどありません。焼肉でもすき焼きでもいただけます。

たしかにその辺の肉屋さんには売っていませんが、デパートにはあります。インターネット上で 私が昨年 買ったのは長野の山肉専門店 星野屋さんのもの。牧場飼育でなく天然ものです。楽天市場に出店しています。

身体を暖める作用だけでなく、壮陽補腎(そうようほじん)という作用がありますから、寒いのに加え 腰がだるくて 冷えておしっこが近くて困るといった症状にも効きます。星野屋さんのホームページでは、「昔は布団を売ってでも鹿肉を食べろと言われ、布団いらずともいわれていました」と紹介されています。鹿肉は野生の鹿が今ごろ 猟期に入ります。冷凍ものではなく、とれたてというか撃ちたて?が食べられる頃です。食味はあっさり系、魚のまぐろに似ています。

鍼灸でいえば、俗にいう 臍下丹田(せいかたんでん)、関元(かんげん)という おへそのした3寸にあるつぼにお灸をする効果と似た効き目があります。 我が家では 冬の寒い日に、一度は鹿肉をいただくことにしています。

もう少しポピュラーなお肉としては羊肉があります。これも身体を暖める作用の強い肉です。ラムは臭みが苦手という人もいらっしゃるでしょう。じつは私も苦手なので、さらっと紹介するにとどめます。

鶏肉の効用

鶏肉は温中益気(おんちゅうえっき)つまり消化器系をぬくめ、その働きを高め、補気養血(ほきようけつ)つまり気や血を増やすことができるとされています。

鹿肉の場合が壮陽補腎(そうようほじん)という作用が主、泌尿器生殖器系に強い効果を持つのに対し、どちらかというと消化器系になります。疲れて、寒くて、食欲がないといった時にいいでしょう。鹿肉ほど強烈に温める作用はないけれど広くいろんな場合に効くということです。疲れ一般に効くと思ってもらってかまいません。

鍼灸では中かん(ちゅうかん)というおなかにあるつぼにお灸をし、足三里(あしさんり)という下肢にあるつぼに鍼か灸をした時の効き目に似ています。

疲れている時に、ラーメンが食べたくなる人って結構いらっしゃるでしょう。一般的なラーメンは鶏がらでスープをとります。鶏の薬効を知らず知らずに利用しているのかもしれません。

「なんだ、ファーストフードのなんとかチキンを買えばいいのか」と早合点しないでください。身動きできないケージで飼育され、飼料に抗生物質や抗菌剤、遺伝子組み替えとうもろこしを与えられた鶏に同じ薬効があるかどうか私にはわかりません。医食同源の中国医学の知恵は、その時代、古代の鶏を食べる中から生まれてきたもの。のびのびと平飼され 自然のままの飼料で飼育された鶏の方がしっかり薬効があるのではと私は思うのです。それにしっかりうまいのです。

確かに自然飼育の鶏の方が値は張ります。でもわけのわからない健康食品にお金を使うぐらいなら、いつも食べるものを、安全で薬効のあるものにするためにお金をつかったほうがいいのでは考えているのです。医食同源なのですから。


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