パニック障害の治り方

結(ゆい)通信No.166 ///////// 2007/07/24

パニック障害の治り方

パニック障害の方が近頃はよく来院されています。今回、紹介するのはお薬を使わず針灸だけで治った例です。

混んだ電車に乗るとドキドキして息苦しくなる、胸が詰まってむかつくという症状でした。
30代のダンス教師の女性の早川さん(仮名)。
夏頃から発症、来院されたのは2006年秋10月頃でした。電車に乗るのも怖いが、針もこわいといった様子でとにかくいろんなものにこわがっていらっしゃる印象でした。

5~6回の治療で11月頃には朝の混んだ電車に乗れるようになりました。
最初にパニックになった「深夜の酔ったおじさんがたくさん乗っている混んだ地下鉄」にはまだ乗る気がしないということでしたが、たいていの電車には乗れるようになりました。

針灸治療の特色はパニック障害だけを治すのでなく、患者さんのつらいところをきちんと治していくところにあります。パニック障害だけがつらいという方はまずいらっしゃいません。ある方はひどい肩こり頭痛、ある方はひどい腰痛だったりします。

早川さんの場合は消化器系が弱く、便秘気味なこと。疲れやすいこと。伝統的中医学では脾気虚(ひききょ)といいます。
ダンスは激しい運動です。発表会前などにダンスの練習が激しくなると、疲れて食べられなくなるのです。ダンスを続ける体力がなくなってしまいます。

パニック障害といっしょに脾気虚(ひききょ)も治していきました。毎日便通があるようになり、激しいダンスレッスンにも耐えられるようになりました。疲れなくなりました。
脾気虚(ひききょ)を治すこととパニック障害を治すことは重なる部分が多いのです。

2007年5月には「深夜の酔ったおじさんがたくさん乗っている混んだ地下鉄」に乗っても大丈夫でした。
私はパニック障害の治療のために眼の周りのつぼを使います。眼の下の黒っぽいくまも消えたので、これも喜ばれました。

パニック障害と消化器系のトラブルは重なる場合が多いのです。
きちんと食べることを大切にしてください。
暑くなってきましたが冷たいものはほどほどになさってください。

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